銀行の睡眠口座ってなに?|相続税の申告漏れにご注意を!


「睡眠口座」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「休眠口座」、「休眠預金」などとも言われています。

どういった口座が睡眠口座になるのでしょうか?
また、睡眠口座になってしまうとどうなるのでしょうか?

睡眠口座とは?

一般的に、10年以上、入出金などの取引がない預貯金を「睡眠口座」と呼んでいます。

少額のため、ATMで引き出せなかったり、通帳を無くして、そもそも口座の存在を忘れていたり、または婚姻や転勤などで手続きが面倒でそのままになっているなど、要は長年使っていない口座です。

割とよくあるのではないでしょうか?
相続の財産調査をしていても、たまに見つかります。

割合でいうと・・・5人に1人ぐらいの印象です。

睡眠口座になるとどうなる?

睡眠口座になっていても、名義人の財産であることに変わりはありません。

相続で残高証明書を取れば、睡眠口座も記載されますし、解約手続きをすれば、ちゃんと相続人に入金されます。
長年使っていなかったといっても、銀行に没収されているわけではないので、他の預金と一緒に手続できます。

以前、依頼した残高証明書に睡眠口座の記載が無く、解約の際に発覚したことがありました。
(その時は、銀行の方のチェック漏れだったとか・・・)
その際に、各銀行に睡眠口座について調査をしましたが、それぞれの銀行で扱いが違っていました。

10年間取引が無い口座を睡眠口座と呼んでいたり、電子化前の口座を睡眠口座と呼んでいる場合もあり、銀行によって何を睡眠口座と定義しているのか異なる場合もあるようでした。

電子化されている情報に関しては、ちゃんと依頼をすれば睡眠口座も残高証明書に記載されます
電子化前のデータは、通帳などの手がかりがあれば元帳を調べてもらえるかもしれませんが、何も無く、単に名義人の氏名と住所だけでは、膨大なデータを調べられませんので、断られると思います。

相続で残高証明書の依頼をする場合は、必ず窓口の人に「睡眠口座も調べてください」と伝えましょう。

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