戸籍と住民票のちがい|知っているようで知らない相続基本知識



相続の手続きで「戸籍と住民票を取ってきてください」と言われたら、それぞれどこに取りにいけばいいのでしょうか?
単純なようで知らないこともある「戸籍」と「住民票」のちがいについてまとめてみました。

そもそも「戸籍」と「住民票」のちがい

「戸籍」・・・その人身分関係を記載したもの(出生、死亡、婚姻、縁組など)
「住民票」・・・その人の居住関係
記載したもの(住所地、住民となった年月日など)

もちろん重複した情報も多く記載されています。
たとえば、氏名や生年月日など。

しかし、戸籍と住民票はそもそも証明する目的が異なります。

「戸籍」と「住民票」の記載内容

「戸籍」・・・本籍、筆頭者氏名、同じ戸籍に記載されている人の氏名、生年月日、父母の氏名、出生地など
「住民票」・・・氏名、生年月日、性別、住所、住民となった年月日、従前の住所など

住民票の方は、世帯主の氏名と世帯主との続柄、本籍および筆頭者氏名を証明書に記載するかどうか選択できます。

取得する場所

戸籍」・・・本籍地の役所
「住民票」・・・住所地
の役所

住民票の場合、住所地以外の役所(全国どこでも)においても交付可能となっています(広域交付住民票)。
ただし、市町村により運用が異なりますので、事前に交付を受ける役所にお問い合わせいただいた方がいいと思います。
また、広域交付住民票に関しては、本籍地の記載ができないなどの制限があります。

↓ちなみに稲沢市の詳細はこちらから
http://www.city.inazawa.aichi.jp/kurashi_tetsuzuki/koseki/juminhyo/1000973.html

手数料のちがい

「戸籍」・・・戸籍謄本は450円、除籍謄本や改製原戸籍は750円
「住民票」・・・(稲沢市の場合は)300円 ※市町村によって異なります



なんとなく分かっているようでも、意外と知らないこともあったのではないでしょうか?
今は役所に行かなくてもコンビニなどでも取得できますが、マイナンバーカードの登録が必要です。

役所に取りに行く場合、平日に行く必要があるので、何度も足を運ぶ必要がないよう、よく調べてから行きましょう!

相続の事ならお気軽にご相談ください